福島第一原発の汚染水問題

活動ブログ
20130913_01 20130913_02 20130913_03

 

こんばんは、丸山穂高です。

福島第一原発の汚染水漏れの件で、委員会視察にて現地現場へ。

東電や役所からの報告を受けるとともに、防護服を着て、事故を起こした原子炉建屋のすぐ傍海側の遮水壁や漏えいした汚染水タンクの目の前まで行き、被害の現状と対策を確認しました。

ご意見を伺った近隣漁協の組合長からも話が出ましたが、東京電力も政府も、被害把握とそれに対する対応策どちらの面においても対応が後手後手になってしまっているのが現状の中、安倍総理のオリンピック招致演説にて述べられたように、「The situation is under control」「影響は完全にブロック」されているとは到底言い難いと思います。

不用意に不安を煽るのは問題ですが、ウソを国民や国際社会に説明するのも大きな問題です。
正確に情報を公開しつつ、収束させるための迅速な対応が急務です。

この問題に、与党も野党もありません。
オールジャパン体制での原発問題の解決に向けて議論と国家としての支援を加速させる必要性を痛感しました。

また、東電の廣瀬社長の話からは東電単独では、現状の応急処置を重ねることが精一杯で、抜本的解決策を取ることが不可能だということがよく分かりました。

470億円の予算投入ということで政府側もようやく重い腰を上げましたが、予算額にしても、決断するスピード感にしても、もっともっと本腰を入れなければ被害がさらに拡大しかねません。

国会は現在閉会中ですが、この問題は最優先、委員会においても早急に閉会中審査にてしっかりと審議することが必須です。