国会質疑:君子豹変す、小人は面を革む。

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こんにちは、丸山穂高です。

先ほどの経済産業委員会で、再び「消費税還元セール」問題について質疑に立ちました。


維新の会は、良いものに対してはきちんと賛成していきますが、先日来、何度も追及しているこの問題は非常に筋が悪いと思います。
2,3月に与党からねじ込まれたいわゆる「マル政案件」ということもあって、法的な整合性が取れていないうえ、実質的に望んでいる効果も見込めません。

別の表現が可能で抜け道が多く、いわゆるザル法であるということ、消費税の価格転嫁の円滑化という目的と、取引ではなく「広告」規制という手段の因果関係がかみ合っていないという、そもそもの問題に加え、政府参考人の答弁を、財務大臣が記者会見で修正し、その後、修正の統一見解を出してくるなど、政府の答弁がきわめてあいまいです。

易経曰く、「君子は豹変す、小人は面を革む。」
君子は必要であれば、あるいは過ちと分かれば、 ガラリとやり方や見解を変えることを恐れない。
ところが小人は、表面上、それを受け入れる素振りをしつつも、 メンツにとらわれ、古いやり方や、いったん口にした自説にこだわり、ただ外面のみを改めることに終始してしまう。

本問題はまさしく、外面のみを改め、小手先の修正に陥ることで、かえって問題がより分かりにくくなっています。

国民にオープンな場で問題点をあぶり出し、必要であれば修正する。
そのための、国会審議です。
民主党さんのように、変わったじゃないかと謝罪を求めることはしたくありません。
むしろ、そうすることで責任問題の話も出てきて、政府側から訂正しにくくなるなどの弊害や、今後の国会審議への悪影響があると考えます。

今国会は会期末まであまり時間がない中で、きちんと審議すべき、重要な法案がまだまだたくさん残っています。

政府側の、特に、政務の皆さんのご英断を期待します。