一つ一つ積み上げていく

活動ブログ

こんばんは、丸山穂高です。今回は少し長文を。

今日の経産委で審議したクールジャパン機構法案については、残念ながら党の方針として反対となりましたが、”きゃりー”も”パズドラ”も、インドで人気の”巨人の星”も、寿司や日本酒などの日本食も大いなる可能性を秘めています。また、黒船来航以来、文明開化や脱亜入欧を推し進めた日本とは対照的に、19世紀のヨーロッパでは日本の良さが認識されて浮世絵がゴッホやモネといった印象派やアール・ヌーボーの芸術家たちに大きな影響を与えたように、クールジャパンは、自分たちが気づかない日本の良さを再認識するきっかけに、さらには、当時の”ヒロシゲブルー”のような想像もつかない化学反応が起こる可能性がある大事なものだと思っています。

まさに、21世紀の”ジャポニズム”を起こせるか。

そして、クールジャパンは一見華やかに見えるけれども、関わっているいろんな方々の血のにじむような努力も見てきた自分としては、国策としてやるからには、成功してほしい。心からそう思います。

一方でこの法案を含めこれまで審議してきた法案の陰で、電事法改正の方は残念ながら日程の関係で今国会中の成立は難しそうでしょうか。法案に優劣をつけるつもりはないですが、長期的な視点でみれば、また、3.11以後の日本のおかれた環境を見れば、この電事法改正を含めた電力システム改革こそ今国会で真剣に議論しなければならない一番の重要案件だと思います。
先ほどまで電事法改正と電力システム改革関連の資料を読んでいてそう感じるとともに、これをこの時期にまで審議をずれ込ませた、他党ではありますが先輩議員のすさまじい国対テクニックを目の当たりにして、また一つ勉強させて頂きました。

先輩議員や同僚議員の先生方も、マスコミの皆さんも、地元の府議先生方や市長さん方、市議先生方、秘書さん方、役所の皆さん方も、お会いする企業の方々も、素晴らしい方が多く、、それぞれの環境で日々全力を尽くされてることを見るにつけ、毎日が勉強の連続です。最近の口癖みたいになってしまった「一つ一つ積み上げていく」はおそらく、焦る気持ちの裏返しなのでしょう。思いは大切ですが、義憤だけでは何も変わらないことは分かっているはず。
消費税還元セール法案については共同通信さんが安倍総理との質疑の件を取り上げてくださって、配信先の何紙かで記事になっているらしいとのことで、議員心理として取り上げて頂けるのは嬉しいですが、注目されたいがために、奇をてらってはならないと改めて痛感します。

橋下代表が繰り返し述べている「具体的な課題や問題意識から改めるべき点を抽出し、一見小さくみえるけれど、本質的で大切な現状修正や建設的な改革を積み上げていく現実路線」こそ維新の真骨頂だと。そして、丸山の役割はそこにあるはず。
政局や人を引き付けるのは、橋下代表をはじめ発信力のある各先輩方にお任せして、丸山は目の前の小さな改革や改善の取り組みに、そして地元でのお一人お一人のお声を聴く活動に全力投球しなければ。
周りの方への感謝を忘れずに、自分に出来ることに全力投球したいと、本当にそう思う今週はそんな一週間でした。

明日も頑張ります!